ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

2006年作品

『アキハバラ@DEEP』(東映配給2006:源孝志)

21日丸の内TOEI1にて、『アキハバラ@DEEP』(東映配給2006:源孝志)を見る。 『東京タワー』『大停電の夜に』の監督らしく、大都市・東京の光と影、闇夜の撮り方は鮮やかである。しかし、ただそれだけ。前二作での登場人物への愛情をこめた描写は、どこへ行…

『チェケラッチョ!!』(東宝配給2006:宮本理江子)

『チェケラッチョ!!』(S・D・P=フジテビジョン=東宝2006:宮本理江子)、私も見ました。 ラップがこんなに楽しく、ノリノリになれるとは知りませんでした。 4人の男女の描き分けもあざやかで、さすが山田太一(木下恵介の弟子でシナリオライター)の娘だけの…

『手紙』(ギャガ2006:生野慈朗)

きのうの夜は、銀座のヤマハホールで『手紙』(ギャガコミュニケーションズ2006:生野慈朗)を観てきました。 涙、涙、涙の感動作です。ここで、終わりかと思うと、ひとひねりあって、これでめでたしかと思うと、またもうひとひねりあって、東野圭吾の原作がよ…

『バルトの楽園<がくえん>』(東映配給2006:出目昌伸)

○○さん、『バルトの楽園<がくえん>』(東映配給2006:出目昌伸)を褒めてくれてありがとう。 確かに、いい映画です。ラストのベートーベン「第九」は大いに盛り上がり、感動的です。 日独の混血少女・“志を”に扮した大後寿々花(おおご すずか)は、『北の零年』…

『初恋』(ギャガ・コミュニケーションズ2006:塙幸成)

『初恋』(ギャガ・コミュニケーションズ2006:塙幸成)を見てきました。今年一番の傑作です。 “あの三億円事件の実行犯は女子高校生だった”というキャチフレーズの映画です。三億円事件はメインテーマではなく、タイトル通り、みすず(宮崎あおい)と岸(小出恵…

『ラフ』(東宝配給2006:大谷健太郎)

『ラフ』(東宝配給2006:大谷健太郎)をシャンテシネ2で見ました。これで『アベック・モン・マリ』から5本すべて封切りでみていることになります。デビュー作からというわけではありません。自主製作作品があるので。劇場映画デビューからということだった…

『日本沈没』(東宝配給2006:樋口真嗣)

『日本沈没』(東宝配給2006:樋口真嗣)をやっと見る。見終わっての感想は、子役四天王の福田ちゃんが助かって良かったね、といったところ。 CGに頼りすぎて人間ドラマが描ききっていない。群集シーンは多いが、個々の葛藤が希薄。居酒屋の人々に代表される…