フィルムセンターにて『女の警察』(日活1969:江崎実生)を見る。実生(みお)さん得意のソフトフォーカスが銀座のクラブにさえわたる。
けれども、それに耐えうる女優は牧紀子のみ。ヒロインの十朱幸代では所帯じみて似合わない。太田雅子のスタイルの良さは買うが、まだ青くさい。槙杏子ではコメディリリーフにしかなりえない。一番雰囲気が出ていたのは、青江三奈というところかな。
もちろん、それもこれも小林旭主演という大前提があればこそ。彼より女優陣が目立ってはいけないのだ。
この作品で最大の収穫は、太田雅子さまの上半身ヌードが見られたこと。他の作品ではあったかな?