ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『アキハバラ@DEEP』(東映配給2006:源孝志)

 21日丸の内TOEI1にて、『アキハバラ@DEEP』(東映配給2006:源孝志)を見る。
 『東京タワー』『大停電の夜に』の監督らしく、大都市・東京の光と影、闇夜の撮り方は鮮やかである。しかし、ただそれだけ。前二作での登場人物への愛情をこめた描写は、どこへ行ってしまったのだろう。特異な事象に振り回され、肝心の人間描写のほりさげない。よって、主人公たちへの感情移入もできなければ、共感もできない。
 最悪なのが佐々木蔵之介が女子高校生を飼育するシーン。描くべきではなかった。