26日浅草名画座にて、『新網走番外地・流人岬の決斗』(東映東京1969:降旗康男)を見た。
石井輝男作品10本はすべて90分前後に収まっているのに、新シリーズになってからの降旗康男監督作品はすべて105分を超えている。今回の『流人岬の決斗』は109分もある(上映プリントは色褪せてアチコチ切れて105分ぐらいしかなかった)。
『冬の華』(1978)以降の降旗作品に見られる主人公を情感たっぷりに丁寧に描くスタイルは『新網走番外地』シリーズで確立したのかもしれない。
しかし、長い。アクション映画なんだから、もっと刈り込んでテンポアップをはかるべきだ。