ラピュタ阿佐ヶ谷にて「瀬川昌治の乾杯ごきげん映画術」が、8日から始まった。まずは『乾杯!ごきげん野郎』(ニュー東映東京1961:瀬川昌治)を見る。
鹿児島の桜島が見える養鶏場で働く梅宮辰夫、南廣、今井俊二、世志凡太の4人組はコーラスが上手。東京に行って一流ブロの仲間入りをしようと、ヒッチハイクにて上京。
その行程が楽しい。ほとんど歌いまくっている。松井八郎の音楽が軽快だ。あの主題歌「しあわせのうた」(私が勝手に名付けた)も彼の作曲かな?
東京に出て、あの手この手のストーカーまがいの売り込み。その過程でのコーラスの練習風景がまた楽しい。不揃いの服装で歌っていると、いつの間にか舞台に立ってお揃いの衣装を身につけて歌っている。それも合成技術で、3通りの衣装を身につけた彼らが同一画面に登場する愉快さ!
ラストの「しあわせのうた」が大ヒットする様は圧巻。怒涛のように全国で歌われるカットバックは感動的である。