ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『アッと驚く為五郎』(瀬川昌治)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『アッと驚く為五郎』(松竹1970:瀬川昌治)を見る。
 もっとハチャメチャかなと思ったら、意外としっかり為五郎一代記風に仕上げている。
 関東大震災の日にブリキ職人の五男坊として生まれた為五郎の半生を、講談調の解説でその時々のニュースフィルムを挿入しながら紹介していく。なかなか見せてくれます。
 現代になってからは、昭和元禄、サイケ、ヒッピー、ミニスカート、などの風俗をちりばめながら、為五郎(ハナ肇)と同じ金貸し・佐藤友美のバトルが描かれる。
 財津一郎が、ワンポイント出演で笑いを取るが、これが瀬川作品では3作目の出演になるようだ。