ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『続・図々しい奴』(瀬川昌治)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『続・図々しい奴』(東映東京1964:瀬川昌治)を見る。
 第一部で西村晃が演じた大陸浪人の右翼馬賊は、なぜかしら多々良純に代わっている。単に西村晃のスケジュールが合わなかっただけと思うが、このほうがよかったと思う。戦後の明るい世の中では、多々良純のような暖かみのある味を出せる人のほうが適役である。
 巨砲の持ち主である谷啓の色事は、言葉では示されるが、あまり具体的には描かれていない。1964年製作という時代のせいもあるかもしれないが、切人少年を演じた子役に遠慮したのかな?