ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・女の泣きどころ』(松竹1975:瀬川昌治)を見た後、主演の中川梨絵さんを招いてのトークショーが行われました。
「バーをやっているので、きのうは飲み過ぎたかな」という瀬川昌治監督の前ふりが終わらないうちに、ギリギリセーフで中川梨絵さん登場。あまり化粧っけもないラフなジーンズスタイル。目の大きさと頬のふっくら感が若い頃のまま。
瀬川監督の「文学座できっちりと修行した太地喜和子さんと自由奔放で自然な演技の中川梨絵さんが好対照でよかった」という発言。
それに対して「みなさん、誤解なさっているようですが、私は何万人という中から選ばれた東宝ニューフェース出身でございまして、デビュー作はあの名匠・成瀬巳喜男監督の遺作となった『乱れ雲』でございます」とやんわりと反論する梨絵さん。瀬川監督が冷や汗をかくシーンはあったものの、終始なごやかな雰囲気で進行しました。時間が短いのと、司会(写真右側、名前は?)の人から具体的な質問が少なく、当たり障りのない内容になったのは残念。
でも、生の中川梨絵さんに会えて、よかった、よかった。