ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『旅路』(東映東京1967:村山新治)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『旅路』(東映東京1967:村山新治)を見る。再見。
 NHK朝の連続テレビ小説が原作(平岩弓枝)。国鉄マンとその妻の一生を描いたドラマで、横内正日色ともゑが夫婦を演じていた。
 映画化では、仲代達矢が主人公で、その妻・佐久間良子と結婚し、彼女が最初の子どもを身ごもるまでを描いている。佐久間良子が扮した女性は良妻賢母の理想的なキャラクターだが、彼女が演じるとそれがしっくりとはまる。やはり、少なくとも『孤独の賭け』や『わが闘争』よりは彼女の持ち味がよく出ている。
 この作品、トップクレジットが佐久間良子の一枚タイトル、ラストの止めが仲代達矢の一枚タイトルでした。