シネマヴェーラ渋谷にて『パレンバン奇襲作戦』(東映東京1963:小林恒夫)を見る。
太平洋戦争初期、オランダ占領下のパレンバンを総攻撃する前に、製油所確保のための特攻作戦が決行される。
江原真二郎を隊長に、織本順吉、山本麟一、今井健二、潮健児の5名に、脱走兵で製油所の元技師という丹波哲郎がいやいや参加させられる。
オランダとの戦いそのものがめずらしい。当然、オランダ語が出てくる。いつもは英語をしゃべっているお馴染みの外人俳優もオランダ語をしゃべる。ついでに岡田真澄もフランソワーヌ・モレシャンもオランダ語をしゃべる。何ともへんなこそばゆい感じ。
結局、作戦は隊員や丹波の犠牲のもとに成功をおさめ、負傷した江原隊長が神田隆部隊長に報告するところで終わる。
クライマックスの落下傘部隊の空一面に広がった光景は、圧巻である。このシーンは自衛隊の協力によるものだろうか。