ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『天使も夢を見る』(松竹大船1951:川島雄三)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『天使も夢を見る』(松竹大船1951:川島雄三)を見る。再見。
 当時の人気ナンバーワン・鶴田浩二と翌年から3年連続人気投票1位となる津島恵子のゴールデンコンビのラブコメ。いや、当時はこんな表現はしなかった。青春恋愛もの、明朗恋愛もの、恋愛喜劇?
 ともあれ、当時の映画スターは光輝いていた。津島恵子が何着か衣装替えをして、見るものの目を楽しませてくれる。そのどれひとつとっても、庶民にはまるっきり縁のなさそうな、大胆な色づかいであり柄である。まさにスターにしか着こなせないファッションなのだ。
 だからこそ、一般庶民はスターにあこがれたのだ。そんなあこがれのスター・津島恵子がもっとも輝いていた作品のひとつが、この『天使も夢を見る』である。