ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

柳川慶子

 4月11日生まれ、柳川慶子(やながわ けいこ) 本名:本郷慶子(旧姓:柳川)

 1936年、京都府京都市生まれ。
 記録映画作家の父・柳川武夫と母・貞子の二男一女の長女。
 御室小学校、同志社女子中学を経て、1955年に同志社女子高校を卒業する。同志社大学文学部に進むが、1年で中退。
 1956年、俳優座養成所に8期生として入所。同期は山崎努、山本耕一、河内桃子水野久美など。
 1958年、岡本喜八監督にスカウトされて、岡本監督の第一作『結婚のすべて』(東宝1958)に、学生・渡辺冴子役で映画デビュー。これを機に東宝入社。
 1959年、俳優座養成所卒業。
 『暗黒街の顔役』(東宝1959:岡本喜八)、『若旦那大いに頑張る』(東宝1959:中村積)、『結婚の夜』(東宝1959:筧正典)、『鉄腕投手・稲尾物語』(東宝1959:本多猪四郎)、『サラリーマン出世太閤記・課長一番槍』(東宝1959:筧正典)、『大学の28人衆』(東宝1959:青柳信雄)、『アイ・ラブ・ユウ』(東宝1959:古澤憲吾)、『サラリーマン十戒』(東宝1959:岩城英二)、『顔役と爆弾娘』(東宝1959:筧正典)など多数に出演する。
 1963年、東宝を退社する。
 劇団雲を経て、演劇集団円に所属。
 1964年12月15日、本郷淳と結婚、二男あり。
 映画は『式部物語』(西友製作、東宝配給1990:熊井啓)が、最近作かな?

 『燈台』(東宝1959.02.24公開、監督:鈴木英夫)
 若い継母・いさ子(津島恵子)を慕う青年・昇(久保明)、父親・黒川祐吉(河津清三郎)と昇の妹・正子(柳川慶子)の4人がホテルの一室で繰り広げる三島由紀夫原作の心理劇。
 柳川慶子は演技に固さはあるものの、ハスキーな声で熱演、芸達者の河津、津島に引けをとっていない。それに比べると久保明の演技力のなさが見劣りする。
2000.06.10(土)

 きのう4月11日は、柳川慶子さんの誕生日です。66歳になりました。
 なお、夫・本郷淳さんは2000年8月15日に亡くなっています。
2002.04.12(金)