ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

千うらら

 4月7日生まれ、千うらら(せん うらら) 本名:笠井としみ

 1955年、愛知県名古屋市生まれ。
 中学生の時、NHK名古屋制作「中学生群像」に出演したのがきっかけで俳優を志す。
 1974年、椙山女子高校卒業後、上京して芸能界に入る。
 『蔵王絶唱』(東京映画1974:山本邦彦)にて笠井うららの芸名で、映画デビュー。
 身長158cm、体重93kgの巨体と愛敬あふれるキャラクターで、重宝されて、『はつ恋』(東宝映画1975:小谷承靖)、『トラック野郎・爆走一番星』(東映東京1975:鈴木則文)、『お祭り野郎・魚河岸の兄弟分』(東映東京1976:鈴木則文)、『風たちぬ』(ホリ企画制作製作、東宝配給1976:若杉光夫)、などに出演する。
 『野球狂の詩』(日活1977:加藤彰)から、千うららと芸名を改名する。
 その後、『オン・ザ・ロード』(ジョイパックフィルム=ムービー・ブラザーズ製作、松竹配給1982:和泉聖治)、『刑事物語2・りんごの詩』(キネマ旬報社東宝1983:杉村六郎)、『グッドバイ』(シネマ・パラダイス1989:加藤哲)、『どっちにするの。』(バーニングプロ=サンダンス・カンパニー製作、東宝配給1989:金子修介)、『ファンキー・モンキー・ティーチャー』(ポニーキャニオン=サム・エンタープライズ製作、東映配給1991:手銭弘喜)などに出演している。
 1991年に、38kgの減量に成功して話題になったが、最近はどうなったのかな?

 『蔵王絶唱』(東京映画製作、東宝1974.11.23公開、監督:山本邦彦)
 高校3年の栗崎貴男(織田あきら)と新任の音楽教師・吉木圭子(高橋洋子)との恋愛を描いた作品。笠井うららは、貴男の幼なじみの同級生・佐藤水枝に扮している。貴男に対して一方的かつ献身的な愛情を表わしている役どころ。蔵王登山で足を捻挫し、クラスメートの能勢正(丹波義隆)と小屋で二人きりとなり、、、、。
2000.06.07(水)

 きょう4月7日は、千うらら(せん うらら)さんの誕生日です。48歳になります。
 先日、『沖田総司』(東宝映画1974:出目昌伸)を再見したら、千うららこと笠井うららさんが出ていました。沖田総司(草刈正雄)と土方歳三(高橋幸治)が他所の道場門弟たちと喧嘩をし、その後、川で身体を洗っているところをものほしそうに見つめている村娘二人の一人に扮していました。そして高橋幸治がやせている娘を選んだので笠井うららは草刈正雄にのしかかってくるのでした。
 ついでに思い出したのが『青葉繁れる』(東宝映画1974:岡本喜八)です。ここでは、笠井香里の名前で、二女高演劇部たん瘤に扮しています。田島稔(丹波義隆)、デコ(伊藤敏孝)、ジャナリ(粕谷正治)の三人組がつけたあだ名ですが、東京の日比谷高校から来た転校生渡部俊介に扮したのが草刈正雄で、笠井香里ともからみます。
2003.04.07(月)