ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

石田えり『サッド・ヴァケイション』

 『サッド・ヴァケイション』(2007:青山真治)の石田えりが実にいい。浅野忠信の母親に扮しているのだが、どっしりとかまえて揺るぎない。浅野の憎しみを迫力ある肉体の母性で受け止めている。彼女の好演によって、初めて青山真治作品がいいと思った。