ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『花嫁会議』(東宝1956:青柳信雄)

 シネマアートン下北沢にて、『花嫁会議』(東宝1956:青柳信雄)を見る。900円(会員)。
 5年男やもめの千秋実、長女・司葉子、長男・井上大助、千秋の妹・久慈あさみ、そして千秋の兄で10年男やもめの柳家金語楼、その娘・雪村いづみ。さらには金語楼の使用人・小林桂樹、2階の下宿人・越路吹雪司葉子の恋人・小泉博、千秋実の専務・森繁久彌、その専務の指示で居候させているのが池部良、家政婦・相馬千恵子、新婚の床屋夫婦に三木のり平岡田茉莉子、という豪華な出演者たち。
 柳家金語楼藤原鎌足の仲人で浪花千栄子と見合いすることに、というのが話の発端で、清川虹子千秋実の再婚相手に絡んできて、楽しいドラマが展開する。
 越路吹雪は2曲歌い、雪村いづみは3曲も歌ってくれるサービスぶり。ラストは5組のカップルが成立して記念写真。カメラマン・太刀川洋一が「上原くん、そこ直して」と助手に声をかける。えっ?と助手を注目していると、カメラマンの隣に戻ったその横顔は、なんと上原謙ではないか!
 最後の最後まで楽しませてくれた青柳信雄に乾杯!