フィルムセンターにて、『清水港に来た男』(東映京都1960:マキノ雅弘)を見る。500円。
オープニングの富士山をバックにした茶畑、姉さんかぶりの娘たちが、「ちゃっきり節」を歌いながら茶摘みする。見事にミュージカルしている。
そこを通る股旅姿の大川橋蔵、軽く歌を口ずさみながらも、清水港を茶化す。何やら楽しい展開が予想されて心ウキウキ。
次郎長(大河内伝次郎)の義妹・丘さとみとの恋のサヤアテがあったり、三下子分たち(田中春男、杉狂児、本郷秀雄、堺駿二ら)との劇中劇があったり、楽しい、楽しい。
ラストもオープニングと同じく、茶摘み娘たちをバックに、橋蔵、さとみ、田中春男ら三下やくざたちの旅立ちで締めくくる。