ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『学生野郎と娘たち』(日活1960:中平康)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『学生野郎と娘たち』(1960:中平康)を見る。モーニングショー・中原早苗特集の4週目。800円(会員)。
 女子学生たちがやたら元気がいい、と思ったら曾野綾子原作である。この1960年当時は、彼女も時代の最先端を突っ走ってわけだ。曾野綾子の分身が芦川いづみ、珍しく自己主張するキャラクターである。クレジットタイトルは長門裕之と並んでトップだが、彼女が主人公ではない。
 実質的なヒロインは、クレジット2枚目の中原早苗である。とにかく、元気ハツラツ、パワー全開である。見ていて気持ちがいい。彼女の代表作と言っていいだろう。