ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『若い仲間たち・うちら祇園の舞妓はん』(1963:佐伯幸三)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『若い仲間たち・うちら祇園の舞妓はん』(宝塚映画1963:佐伯幸三)を見る。「シネマ紀行・京都ものがたり」特集の一篇である。800円(会員)。
 双子のザ・ピーナッツ、姉が舞妓に、妹が家出してスター歌手に、それぞれ扮している。交通事故をきっかけに立場は逆転して、、、。
 狂言回し的に、中尾ミエ伊東ゆかり、園まりの舞妓三人娘が歌って踊ってくれる。そのシーンは夢の世界へと誘い楽しい。東宝お得意のショー構成である。ただ、中尾ミエ伊東ゆかりの間隔が、園まりと中尾の間隔の倍ぐらい開いていたり、踊りの振り付けが微妙にあわなかったりはご愛嬌というところかな。
 それにしても、1960年代でこれだけのミュージカルシーンを作れたというのに、2008年の現代ではそのかけらもない。なさけない。