浅草名画座にて『修羅雪姫・恨み恋歌』(東京映画1974:藤田敏八)を見る。1200円。
梶芽衣子が追っ手を逃れての一人旅。敵を片付け、官憲をも退ける。ここらへんのアクションはキレが悪くつまらない。
原田芳雄と出会い、やっとクレジットタイトルが出るのかと思いきや、まだ出ない。その後、逃亡生活に力尽きた梶が官憲・山本麟一に捕まるところで、やっとクレジットを流す。それも何の趣向もなく、ダラダラと。
藤田敏八、やる気がなく捨てたな、と思った。しかし、後半、伊丹十三、吉行和子、岸田森らが加わってから、俄然おもしろくなった。役者たちの演技を堪能できた。ということは、梶芽衣子ひとりだけでは作品は保たないということかな。