ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『宇宙大怪獣ギララ』(松竹1967:二本松嘉瑞)

 銀座シネパトスにて『宇宙大怪獣ギララ』(松竹1967:二本松嘉瑞)を見る。「ギララの復讐(または復習の夏休み)」レイトショーの1本。1200円。
 東宝に比べたら全ての面で見劣りはするものの、意外としっかり作っている。そこそこ見応えはある。男優陣が和崎俊哉、園井啓介、柳沢真一というメンバーも松竹だから目をつぶるしかない。
 けれど、いただけないのが音楽。いずみたくに依頼した時点で結果はわかりそうなもの。火星探査機につけた音楽が、青春歌謡映画調のメロディー。さあ、これから海に行ってひと夏のバカンスを楽しもうぜ、ってな感じ。迫力が出ないというか気勢をそがれてしまう。
 ニュープリントに近いフィルムだったので満足、満足。これで復習というか予習をすませ、『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(2008:河崎実)に挑戦できるぞ。