ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『ニセ札』(2009:木村祐一)

 シネカノン有楽町2丁目シアター2にて『ニセ札』(2009:木村祐一)を見る。1000円(水曜日)、パンフレット700円。
 木村祐一の長編初監督作品。オーソドックスな演出で95分という短さに好感が持てる。役者陣も持ち味を生かした演技。特にリーダーの段田安則は底の知れない存在感を見せてくれた。
 しかし、真面目に撮りすぎたせいか、おもしろくない。ハチャメチャな喜劇を期待したわけではないが、風刺が効いていない。村ぐるみでニセ札を手助けしたあたりを、もっと強調しても良かったのではなかろうか。