ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

「あなたを見ていると、子供の頃を思い出します」


「あなたを見ていると、子供の頃を思い出します」

著者  二木てるみ
発行所 (株)けやき出版
第1刷 2003年7月1日
定価  1600円

二木てるみさんが、子役時代から結婚、出産、子育て、現在、と日々の生活を綴った半生記です。
『警察日記』(日活1955:久松静児)の福島ロケでは、たった4歳だというのに単身1ヶ月も親元から離れての生活。劇団若草の方針とは言え、ご両親はよくもまあ信頼して幼児を手放したことかと感心してしまいます。

運命的に出逢わされた久松静児黒澤明両監督。
「演じる」とは、「人間を生きること」。
私は偉大なお二人の監督から、そのことを学びました。

と、二木てるみさんは二人の監督との出逢いを大事にされているようです。
この本を読めば、二木てるみという女優のすばらしさがまるごとわかること受けあいです。