ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『B・G物語 二十才の設計』(東宝1961:丸山誠治)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『B・G物語 二十才の設計』(東宝1961:丸山誠治)を見る。再見。昭和の銀幕に輝くヒロイン[第48弾]星由里子の第1週。招待券(会員ポイント)。
 星由里子と船戸順が並んでのトップクレジット、彼女の初主演作。
 初めてのB・G生活スタートから、恋愛・失恋をメインにして、兄弟愛、同僚の友情、社内恋愛などを、誠実な丸山誠治監督が、丁寧に描いた爽やかな作品である。
 星由里子が主演ではあるが、兄・船戸順、同僚たち(江原達治、水野久美浜美枝)、児玉清・藤山陽子兄妹らにも、充分な目配せが行き届いていて、ボリューム感いっぱいで楽しくもうれしい。
 惜しむらくは、専務の息子であるドンファン・稲垣隆の何とも表情に乏しい大根演技にはウンザリ。すぐ消えていった俳優ではあるが、児玉清の現在の活躍ぶりをどう思っているのか、聞いてみたい。