ユナイテッド・シネマ豊洲にて『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』(2009:堤幸彦)を見る。1000円(映画の日)、パンフレット600円。
第2章で活躍した若い二人が今回は冴えない。特にカンナが暗く沈んでいる。それが作品全体を覆っているようで、謎は解けてもスカッとした爽快感がない。
謎解きに終始したような最終章になってしまっている。それもセリフで説明するシーンが多くて残念。もっと映像で見せる工夫がなかったものかどうか?
長い長いエピローグも、ケンジにとっては必要だっただろうが、我々観客にとってはダレてしまっただけだと思う。もっともあの若手俳優にとっては、演技の見せどころで、よかったことは確かだが。