ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『処女受胎』(大映京都1966:島耕二)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『処女受胎』(大映京都1966:島耕二)を見る。「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第51弾]若尾文子」の第7週である。800円(会員)。
 スランプに陥った人気画家・若尾文子が人工授精にて懐妊し、芸術的意欲を掻き立てようとするお話。
 何を描きかったのか、よくわからない退屈な作品である。若尾を巡る男たち、作家・藤村有弘、美術雑誌編集者・片山明彦、画商の息子・山下洵一郎、彼らとの関係があっさりと描かれるし、医学生・伊藤孝雄になぜ興味を持ったのかも説得力なし。
 藤村有弘の「彼女は男たちを肥やしにして成長しているんだよ」というとってつけたようなセリフ、その言葉に反応して怒りを絵にぶつけて飛び出す伊藤孝雄、彼の後を外まで追いかける若尾文子。何とも中途半端な終わり方であった。

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