銀座テアトルシネマにて、『トイレット』(2010：荻上直子)を見る。1000円(水曜日割引)、パンフレット700円。
「ばーちゃん」という片言の日本語だけで、バラバラだった兄妹たちの心がつながっていく、その心地よさ。なんとすばらしきことかな！
演奏会で長男のモーリーがパニック障害に陥りかけたとき、客席のばーちゃんがすっくと立ち上がり「モーリー！ クール！」と激励する。このシーンがこの作品のすべてを物語っているようで、一番の見所であり感動的である。
全体的に物静かな作品なのに、なぜかしらエアギターのパフォーマンスが登場して、いいアクセントとなり、面白さがアップしているのも、実にいい。
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