ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

追悼:津田京子さん

 津田京子(つだ きょうこ、劇団民芸の俳優、本名・助川<すけがわ>京子)さんが、11月1日に膵臓がんでお亡くなりになりました。
 1948年2月14日、千葉県印旛郡生まれの62歳でした。葬儀は7日に品川区西五反田の桐ヶ谷斎場にて行われ、喪主は夫の助川次雄さん。
 津田京子さんの映画デビューは、『橋のない川・第二部』(1970:今井正)だと思います。主人公・畑中孝二(山本聡)が子供の時から憧れている杉本まちえに扮していました。少女時代、孝二に対してとった差別的な行為を心の傷として、それを一生背負っていこうとするヒロインを好演していました。
 その後は、『二十歳の原点』(1973:大森健次郎)でのヒロイン・高野悦子(角ゆり子)の友人役に代表されるように脇役出演となり、1980年代以降は舞台に専念したようです。
 他の出演作は、
『雨は知っていた』(1971:山本みち夫)、
『制服の胸のここには』(1972:渡辺邦彦)、
『その人は炎のように』(1972:出目昌伸)、
『娘たちは風にむかって』(1972:若杉光夫)、
必殺仕掛人 梅安蟻地獄』(1973:渡辺祐介)、
小林多喜二』(1974:今井正)、
オレンジロード急行』(1978:大森一樹)、
あゝ野麦峠』(1979:山本薩夫)、
など。
ご冥福をお祈りいたします。

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