ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『看護婦の日記』(大映東京1947:吉村廉)

 フィルムセンター「よみがえる日本映画vol.4[大映篇] -映画保存のための特別事業費による」にて、『看護婦の日記』(大映東京1947:吉村廉)を見る。500円。
 高原の療養所で、健康回復に務める患者たち、彼らを支える看護婦たちの人間模様を描いている。太宰治パンドラの匣」の映画化。とても、太宰治の原作とは思えないくらい、明るく明日の希望に満ちあふれている。
 メインは、患者・ひばり(小林桂樹)と婦長格の竹さん(折原啓子)、そして看護婦で一番若いマア坊が恋愛模様。このマア坊がへたくそで、ずぶの素人ではなく、ちょっとは演技経験のある女優さん。多分、この時期で消えていった人だろう、と思い込んだ。
 終わってから解説を読んで、ビックリ仰天! なんと関千恵子さんではないか! あのまん丸顔が、2~3年後にはキツネ顔の芸達者に変身するとは!
 この作品、関千恵子を再発見するだけでも、充分に価値あり、見るべし!
 
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