ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『青空交響楽』(大映東京1943:千葉泰樹)

 フィルムセンター「よみがえる日本映画vol.4[大映篇] -映画保存のための特別事業費による」にて、『青空交響楽』(大映東京1943:千葉泰樹)を見る。500円。
 戦時中に作られたとは思えないくらい、楽しいミュージカル映画である。恐らく、牧場の働く姿を描く、さらにはスカートをはいた女性たちでも牧草の運搬を手伝っている、てなところを強調して検閲を通ったのではなかろうか。
 亡き父の後を継いだ若き牧場主・杉狂児は音楽好き。自らバイオリンをひき、牧童たちと楽隊を作り、スピーカーを設置したりして、意欲的に仕事に従事している。
 隣りの別荘に住む朝雲照代とは、最初こそ何かと対立するが、やがて音楽好き同士、惹かれあい愛し合うように。
 すがすがしい風景に音楽が効果的に使われ、ほんとにほんとに心はずむ一篇であった。
 クレジットで朝雲照代の友人たち一覧の2番目に文野朋子を発見。劇中、注意して見たが、分からずじまい。
 
 
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