ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『箱入り息子の恋』(2013:市井昌秀)


 

 

 
 『箱入り息子の恋』(2013:市井昌秀)をヒューマントラストシネマ有楽町シアター1にて見る。1000円、パンフレット700円、ポスター500円。
 予想以上におもしろい。35歳・童貞男に扮した星野源が、実にいい。外食費がもったいないと、勤務先の市役所から昼食も家に帰って済ませるなんて、笑ってしまう。
 そんな一人息子を心配して、平泉成・森山良子の両親が、初めて親同士の婚活に臨む。他の組には訪問者が来ているというのに、自分たちのところには誰も来ないおかしさ。
 やっと来た大杉漣黒木瞳夫妻。子どものプロフィールを交換して、相手の夏帆が美人であることに素直に喜ぶ平泉・良子夫妻。一方、大杉漣は相手の星野源の冴えない顔写真やら、貯金が趣味で昇進もしてないプロフィールを見て、さっさと席を立ってしまう。落胆する平泉・良子夫妻のなんとも言えない哀しみが、また笑いを誘う。
 ともあれ、両家は見合いをし、星野源夏帆はお互いを気に入り、交際へと進む。初キスから初体験のなんと初々しいことよ!
 あとは見てのお楽しみ。封切り二日目の日曜午後、若い人たちで9割ぐらいに埋めつくされた館内は、笑いの渦が何度もやってきました。
 ぜひとも、映画館でご覧ください。

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