ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『私の男』(2014:熊切和嘉)





 『私の男』(2014:熊切和嘉)を、ユナイテッド・1シネマ豊洲スクリーン12にて見る。1000円、パンフレット820円。
 血のつながりがある養女と関係する浅野忠信、育ての親と関係する二階堂ふみ。このふたりの禁断の恋が、共感こそ得ないまでも説得力ある描写であるなら、ある程度評価したいところだったが、、、、。
 その恋は、二階堂ふみからの一方的なものに思えて、浅野忠信の心理がよくわからない。なにゆえに娘と関係するのか、、、。
 熊切和嘉監督は、『夏の終り』(2013)でも感じたが、男女の恋愛を描くのが不得意なのではなかろうか。厳しい自然環境、他とは違う特別な生活空間とか、そんなところに関心が集中している。肝心の一対一の人間描写がおざなりのようである。
 人間が描き切れなければ、まだまだ修行が必要と言えそうだ。

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