『アイアムアヒーロー』(2016:佐藤信介)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン4にて見る。1000円。
新人賞は取ったものの漫画家アシスタントとして最低な日々を送る35歳の鈴木英雄。同棲中の恋人にも愛想を尽かされ追い出されてしまう。徹夜仕事中に恋人から携帯電話。喧嘩の詫びを言いつつも苦しげな声の内容。心配しながら帰宅した英雄は、異形の姿に変貌した恋人に襲われかける。辛くも逃げ出した英雄は、同じような異形の者たちに次々と襲われる。襲われた人間もまた異形の者へと変貌していくさまは“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれ、謎の感染パニックが日本中に起きてしまう。
趣味として愛用していたクレー銃を構えても、なかなか撃てない平凡で臆病な男を大泉洋がピタリはまり役で好演している。クライマックスで、やっと踏ん切りがつき、次々とゾキュンたちを撃ち殺すさまは、まさに“アイアムアヒーロー”である。
危機を脱出して、有村架純、長澤まさみ、大泉洋の虚脱感はあっても安堵感はない三人。見ているこちらも「やった!」というカタルシスもない。この先の三人に明るい未来はなさそう、という不安が漂う終わり方、、、、。
現実世界のあちこちで戦争が行われている現状をそのまま、投影している作品世界。せめて映画の中だけは明るい未来を見せてくれる作品はないのか、、、。
新人賞は取ったものの漫画家アシスタントとして最低な日々を送る35歳の鈴木英雄。同棲中の恋人にも愛想を尽かされ追い出されてしまう。徹夜仕事中に恋人から携帯電話。喧嘩の詫びを言いつつも苦しげな声の内容。心配しながら帰宅した英雄は、異形の姿に変貌した恋人に襲われかける。辛くも逃げ出した英雄は、同じような異形の者たちに次々と襲われる。襲われた人間もまた異形の者へと変貌していくさまは“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれ、謎の感染パニックが日本中に起きてしまう。
趣味として愛用していたクレー銃を構えても、なかなか撃てない平凡で臆病な男を大泉洋がピタリはまり役で好演している。クライマックスで、やっと踏ん切りがつき、次々とゾキュンたちを撃ち殺すさまは、まさに“アイアムアヒーロー”である。
危機を脱出して、有村架純、長澤まさみ、大泉洋の虚脱感はあっても安堵感はない三人。見ているこちらも「やった!」というカタルシスもない。この先の三人に明るい未来はなさそう、という不安が漂う終わり方、、、、。
現実世界のあちこちで戦争が行われている現状をそのまま、投影している作品世界。せめて映画の中だけは明るい未来を見せてくれる作品はないのか、、、。
2016年4月27日鑑賞。
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大泉 洋 鈴木英雄
有村 架純 早狩比呂美
長澤まさみ 藪(元看護師・小田つぐみ)
吉沢 悠 伊浦(アウトレット屋上のリーダー)
岡田 義徳 サンゴ(伊浦に取って代るリーダー)
片瀬 那奈 てっこ(黒川徹子・英雄の恋人)
片桐 仁 中田コロリ(人気漫画家)
マキタスポーツ 松尾(英雄がアシスタントする漫画家)
塚地 武雅 三谷(英雄の先輩アシスタント)
徳井 優 アベサン(物資保管庫担当)
風間トオル 千倉(タクシーに乗り込む政府官僚)
村松 利史 タクシー運転手
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