ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

平幹二朗さん、さようなら


 平幹二朗(ひら みきじろう)さんが、10月23日に自宅で亡くなっているのが見つかりました。82歳。
 10月23日の夕方、東京都世田谷区の自宅浴室の浴槽で、平さんが亡くなっているのを、訪れた家族が発見したようです。

 平幹二朗さんは、1933年11月21日、広島県広島市小網町の生まれ。父・文雄と母・久代との間の一人息子。広島市立神崎小学校、広島県府中市立府中中学校、広島県立上下高等学校卒業。俳優座養成所を受験して二次試験で落ち、翌年二度目のチャレンジで合格。1953年、第5期生となる。同期生は、矢野宣(故人)、木村俊恵(故人)、今井和子(故人)、藤田敏八(故人)、小高雄二、ジェームス三木、ら。
 1956年、養成所卒業と同時に俳優座に入る。1968年に退団。
 映画デビューは『森は生きている』(俳優座近代映画協会1956:木村荘十二)。2作目は『乾杯!見合結婚』(東京映画=東宝1958:瑞穂春海)。この作品ではお見合い結婚する仲代達矢香川京子の主演コンビに対して、香川京子が密かに思っていた相手が平幹二朗という役回りでした。

 平幹二朗さんのご冥福をお祈りします。