ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『ママレード・ボーイ』(2018:廣木隆一)







 『ママレード・ボーイ』(2018:廣木隆一)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン9にて見る。1000円。
 両親が離婚して、パートナーチェンジ。さらにシェアハウスでの共同生活。一緒に住むことになったおなじ歳の子に恋して、、、。
 と、少女マンガの王道をいくような設定に、ちょっとなめて見始めたら、これが意外や意外。丁寧に撮っていて実にいい。遊の何やら秘密を抱えた描写といい、光希の幼なじみ・銀太との友情やら、親友・
茗子の教師との恋愛描写といい、しっかりと見せてくれる。
 遊と光希が恋人同士になっても、遊の父親探しのシリアスな場面も絡ませて、見ごたえ充分。廣木隆一の演出は絶好調である。
 二人の両親4人も贅沢な配役で楽しめる。映画出演が続く吉沢亮は内面の演技ができるようになり一段と成長したようだ。映画出演2作目の桜井日奈子は、表情がまだ硬く、やや一本調子。でも、これは経験を積めば解決するはず。次に期待しよう。

2018年4月29日(日)鑑賞。
      キャスト
桜井日奈子      小石川光希(みき)
吉沢  亮      松浦遊(ゆう)
佐藤 大樹      須王銀太
優希 美青      秋月茗子
藤原 季節      三輪悟史(建築家の息子)
遠藤 新菜      鈴木亜梨実(遊の元カノ)
竹財輝之助      名村慎一(英語教師)
寺脇 康文      三輪由充(建築家)
筒井 道隆      小石川仁
谷原 章介      松浦要士
檀  れい      小石川留美
中山 美穂      松浦千弥子