ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『榎田貿易堂』(2018:飯塚健)






 『榎田貿易堂』(2018:飯塚健)を新宿武蔵野館シアター3にて見る。1100円。
 群馬県渋川市出身の飯塚健監(1979年生まれ)が同郷の渋川清彦(1974年生まれ)を主演に迎えて渋川市を舞台にした監督オリジナル脚本作品。東京から出戻ったバツ2の店主・榎田洋二郎が営む開業4年目のリサイクルショップ“榎田貿易堂”、バイトの人妻・千秋や同僚の清春、終活中の客・ヨーコ、自称スーパーチーフ助監督で脚本のため帰郷して実家の旅館を手伝っている萩原丈、などの人々が繰り広げる群像劇。
 渋川清彦、森岡龍滝藤賢一余貴美子らの芸達者に囲まれて、伊藤沙莉が好演。撮影当時は23歳前後で28歳の人妻に扮して、倦怠感あふれる雰囲気がすばらしい。
 コインランドリーでのピンポンダッシュならぬ、○○ポンダッシュの演技は抱腹絶倒。
 さらに、秘宝館でのあんな演技も大笑い。あんなことをよくやらせたなあ、と監督に感心してしまった。と同時にそれをやり切った伊藤沙莉には、これで助演女優賞確定だ!!!
 お薦めです。

2018年6月19日(火)鑑賞。

        キャスト
渋川 清彦      榎田洋二郎
森岡  龍      落合清春
伊藤 沙莉      真木千秋
滝藤 賢一      萩原丈(スーパーチーフ助監督・旅館の後継ぎ)
宮本 なつ      夏川千里(看護師・元女優)
渡邉  蒼      タイチ(のぞき見する少年)
三浦 俊輔      真木一幸(千秋の夫)
駒木根隆介      コインランドリーの男性客
キンタカオ      弁当屋の店主
金子 昌弘      刑事
諏訪 太朗      小島渚(コインランドリーの経営者)
片岡 礼子      永井柊子(理容室店主)
根岸 季衣      萩原の母(旅館の女将)
余 貴美子      志摩ヨーコ
  ?        秘宝館の女性館長