ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『金色夜叉』(赤澤キネマ1934:赤澤大助)

 『金色夜叉』(赤澤キネマ1934:赤澤大助)を 国立映画アーカイブ(旧名称:フィルムセンター)長瀬記念ホール OZUにて見る。同時上映『金色夜叉』(松竹大船1937:清水宏)、310円。

 尾崎紅葉の未完の同名小説を映画化。1910年代からたびたび映画会社が取り上げてきた原作であるが、本作は浪花家辰丸の浪花節も活用したトーキーとして製作された。1931年に設立され、主として無声映画を手がけてきた赤澤キネマは、1935年に活動を停止した。(NFAJパンフより)

 この作品の間貫一はかなり女々しい線の細い男として描かれていて、ほとんど感情移入(公開当時でも)できる余地なし。でも、浪花節の楽曲にのせて語られていくと、なんとなくすんなりと見れる。
 髭もじゃの友人が貫一を諫めるシーンがくどかったなあ、、、。


2018年8月14日(火)鑑賞。

        スタッフ
監督・         赤澤 大助
脚本            ?  
原作          尾崎 紅葉
撮影          佐竹 三男
浪曲          浪花家辰丸
録音          映音システム


        キャスト
片桐 敏朗       間貫一
四条 華子       鴫沢宮(お宮)
靜香 八郎       荒尾譲介(貫一の友人)
高梨 俵堂
曽我迺家蝶太郎     
西條  伸       
白井 君雄

45分・35mm・白黒

公開は、
1932.02.08 松竹館 6巻