ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『輪違屋糸里 京女たちの幕末』(2018:加島幹也)

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 『輪違屋糸里<わちがいやいとさと> 京女たちの幕末』(2018:加島幹也)を、有楽町スバル座にて見る。1100円。
 幕末の京都、新選組筆頭局長・芹澤鴨が傍若無人の振る舞いを行っていたころ。芹澤の愛人・お梅、芹澤の腹心・平山五郎との愛に翻弄される桔梗屋天神・吉栄、芹澤暗殺を謀る新選組副長・土方歳三に想いを寄せる島原輪違屋天神・糸里。この三人の女たちを中心に描いた作品。
 原作では芹澤の傍若無人ぶりは理由があってのこと、悩める芹澤として描かれているようだが、この映画ではそこらへんが中途半端で、悪役として描いたほうがよかった。
 主題の女たちの愛は、田畑智子はベテランらしく腐れ縁的な愛の雰囲気はよくでていたが、他の二人はちょっと役不足。特に主役である藤野涼子はまだ幼すぎて、溝端淳平との恋愛は兄と妹にしか見えない。もうひとりの松井玲奈も愛の情念が伝わってこない。
 せっかくの時代劇、残念であった。浅田次郎の時代小説映画化に傑作なし、というジンクスが継続中になってしまった。
2018年12月15日(土)鑑賞

        スタッフ
監 督         加島幹也
原 作         浅田次郎輪違屋糸里
脚 本         金子成人、門間宣裕、加島幹也
ゼネラルプロデューサー 友田勇生
プロデューサー     中井厚志、三木和史
撮 影         江原祥二
録 音         南 徳昭
照 明         杉本 崇
美 術         松宮敏之
編 集         國井弘一
音 楽         平原誠之
指 揮         井村誠貴
演 奏         京都フィルハーモニー室内合奏団、
            その他ソリスト・メンバー
主題歌         渡梓「万華鏡」
企 画         銀幕維新の会
企画協力        文藝春秋
宣 伝         MUSA
制作協力        東映京都撮影所
配 給         アークエンタテインメント
配給協力        エクセレントフィルムズ
制作プロダクション   ビデオプランニング
製 作         「輪違屋糸里」製作委員会
        キャスト
藤野 涼子       糸里
溝端 淳平       土方歳三
松井 玲奈       吉栄
佐藤 隆太       平山五郎
新妻 聖子       音羽太夫
石濱  朗(特別出演)   甘味処・隠居
榎木 孝明(特別出演)   松平容保
橘  炎鷹       近藤勇
清家 一斗       沖田総司
徳井  優       平間重助
田畑 智子       お梅
塚本 高史       芹澤鴨


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