ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『家光と彦左と一心太助』(東映京都1961:沢島忠)

イメージ 1

 『家光と彦左と一心太助』(東映京都1961:沢島忠)を、国立映画アーカイブ(旧名称:フィルムセンター)長瀬記念ホール OZUにて見る。6月29日から始まった「逝ける映画人を偲んで2017ー2018」特集の1本。310円。再見。

 監督の沢島忠、そして赤木春恵を偲んで、、、。
 
 世継ぎの若様・徳川家光日本橋の魚売り・一心太助が、入れ替わるお話。
魚河岸の通路二つを屋根越しに俯瞰で捉えたショット。通路二つにビッシリと人、人、、、、。この仕出し人数だけでも、東映京都撮影所の全盛ぶりを堪能できる。
その魚河岸を横移動で撮ったシーンの何とスピーディーなことか。
あるいは、太助が彦左の屋敷で倒れた、と知らせを受けて、駆けつけるショット。まず、田中春男が走る。それをカメラは逆からググッと横移動。次に恋女房の北沢典子と腰元たちが走る、走る。それをまたカメラがググッと寄っていく。
万事この調子で、テンポ良く、笑いあり、チャンバラあり、傑作時代劇。

 
93分、35mm、カラー。


2019年7月25日(木)鑑賞

     スタッフ
監督      沢島忠
脚本  小國英雄   
     




   キャスト
中村錦之助
中村賀津雄
北沢典子
進藤英太郎
田中春男
薄田研二
山形勲
坂東簑助
平幹二朗
桜町弘子
木暮実千代
赤木春恵