ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『女と三悪人』(大映京都1962:井上梅次)

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 『女と三悪人』(大映京都1962:井上梅次)を、角川シネマ有楽町にて見る。8月23日から始まった「市川雷蔵祭」の1本。1000円。初見。

 

 山本富士子が女座長の瀬川喜久之助に扮し、その彼女に惚れているのが大道芸人の元締め・竜運和尚と一座のお囃子を手伝う浪人・鶴木勘十郎。そこへ旅の男で元役者の芳之助が絡み、、、。
 すべては山本富士子をいかにあでやかに魅力的に見せることができたか、という可もなく不可もなくという出来栄え。
 市川雷蔵の舞台での弁天小僧もさらりと演じていて、山本富士子に華をもたせている。
 それにしても、芝居小屋がある領国・泥棒横丁の大セット、そこを溢れんばかりの通行する江戸の庶民たち、このシーンだけでも映画のぜいたくさを堪能できて満足。

 

 上映後、元・大映宣伝課長→宣伝部長→取締役を務めた櫻井正伍さんのトークショーあり。司会は映画ジャーナリスト・金原由佳さん。
 市川雷蔵との交友、雷蔵勝新太郎との仲の良さ、などいろいろ語ってくれました。
 櫻井さんの奥さんは坪内ミキ子さん。「永田雅一社長から悪い虫がつく前に結婚しろ」と言われて結婚した、などと冗談っぽく語っていました。
 その坪内ミキ子さんは市川雷蔵夫人とは小学校からの同級生。「毎日のように電話で話しています。つい先週も私も入れて3人で食事しました」とのこと。
 なかなか有意義なトークショーでした、





103分、カラー、ワイド。



2019年8月24日(土)鑑賞

     スタッフ
監 督        井上 梅次
脚 本        井上 梅次
企 画        加藤 裕康
撮 影        今井ひろし
美 術        西岡 善信
音 楽        鏑木  創
録 音        奥村 雅弘
照 明        古谷 賢次
編 集        宮田味津三
スチル        藤岡 輝夫


   キャスト
山本富士子      瀬川喜久之助
勝 新太郎      竜運和尚
中村 玉緒      お光
大木  実      鶴木勘十郎
市川 雷蔵      芳之助
小林 勝彦      生首の銀次
浦路 洋子      照奈
中村  豊      からす金の弥三
島田 竜三      楽之助
三島 雅夫      但馬屋徳右衛門
立原  博      盲目の柳全
南条新太郎      奉行
嵐三右衛門      松右衛門
小林重四郎      目明し紋次
寺島 雄作      六造
毛利 郁子      街の女
近江 輝子      飴売のおかみ
潮 万太郎      易者の三伯
尾上栄五郎      団三
東 良之助      茂平
市川 謹也      翫五郎
天野 一郎      久松
浅尾 奥山      一座の男A
高倉 一郎      一座の男B
玉置 一恵      番頭栄作
伊達 三郎      たる平の客甲
小柳 圭子      一座の女A
林加奈枝      風車売の老婆
横山 文彦      一座の男C
堀北 幸夫      賭場の男
越川  一      たる平の客乙
沖  時男      目明し吉松
三上  哲      片手の乞食
大杉  潤      賭場の男
浜田 雄史      賭場の男

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