12月24日(火)19時から、国立映画アーカイブにて、
『萌の朱雀』(1997:河瀨直美)、
上映終了後、国立映画アーカイブ研究員・佐野さんの司会で河瀨直美監督のトークショーが行われました。
初めてのプロのスタッフと一緒に撮影した現場。撮影の田村正毅さんが一番の長老(50代後半)で、次が38歳ぐらい、平均年齢28歳。監督が26歳ぐらいの時。
田村さんを信頼してないわけではなかったけど、どんなショットを撮るのか、カメラを覗きたかった。でも33歳のカメラ助手に「田村を信じてください」と言われて、覗かせてくれなかった。
音楽をお願いした茂野雅道さんには、撮影前に一度、ロケ現場に来てもらって「この雰囲気を感じて音楽を作ってください」と頼んだ。
美術スタッフに「監督、住居の屋根の色はどうしますか?」
「まわりの雰囲気を感じて」と指示。
「なんかいい加減だなあ、主体性がないなあ」と言われてしまった。
そうではなくて、まわりの風景をじっくりと観察すれば、
自ずと分かるはず、という確固たる意志があったのだけど。
國村隼さんには「指揮官が誰だかわからない現場は初めてだ」と言われてしまった。
写真は、急遽、舞台に上がってもらった茂野雅道さん。
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