『その場所に女ありて』(東宝1962:鈴木英夫)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。
その場所に女ありて(94分・35mm・カラー)
高度経済成長期の広告業界を舞台に、当時まだ珍しかったキャリアウーマンを主役として、仕事も恋も割り切り男社会を生きぬく女性像をクールに描く。鈴木英夫は、戦中に助監督として東宝に所属後、大映と新東宝を経て1954年に東宝に再入社し、サスペンスからサラリーマンものや女性映画に至るまで幅広く腕を振るった。鈴木と名コンビの逢沢譲による鋭敏な撮影や、無機質なオフィスなどに現代性を表現した竹中和雄の美術も見どころ。
以上、国立映画アーカイブの解説より
最初に見たのは1990年代だったかな。三軒茶屋amsで鈴木英夫特集が行われて、それがきっかけで鈴木英夫研究会が誕生し、あちこちで作品が上映され、そんな流れの中で見たわけ。
公開して30年以上経っても、時代の最先端だな、と思ったけど、60年経って見ても、すごく新しい。仕事に対する気構え、男も女もない世界。女の色気を武器に使っていない。また、相手もそれを求めてこない。
ハードボイルド仕事ムービーの傑作!
2022年7月15日(金)鑑賞
スタッフ
監 督 鈴木 英夫
脚 本 升田 商二
〃 鈴木 英夫
製 作 金子 正且
撮 影 逢沢 譲
照 明 隠田 紀一
美 術 竹中 和雄
音 楽 池野 成
録 音 渡会 伸
整 音 下永 尚
監督助手(チーフ)秋山 正
製作担当者 島田 武治
スチール 田中 一清
編 集 岩下 広一
現像:東京現像所
パースペクタ立体音響
公開年月日:1962.01.28
上映時間:94分
製作会社:東宝
配給:東宝
キャスト
司 葉子 矢田律子(西銀広告営業)
宝田 明 坂井浩介(大通広告営業)
山崎 努 倉井達也(西銀広告デザイナー)
水野 久美 吉村ミツ子(西銀広告・広告拾い)
原 知佐子 藤井久江(西銀広告・社員相手に金貸し)
柳川 慶子 大竹和子(西銀広告・社員相手に金貸し)
北 あけみ 須川有子(西銀広告デザイナー)
大塚 道子 田島祐子((西銀広告・タイピスト)
森 光子 佐川実代(律子の姉)
織田 政雄 乾(西銀広告営業部長)
浜村 純 坪内(西銀広告デザイン室室長)
伊藤 久哉 塚本(西銀広告営業課長)
西村 晃 水沢(西銀広告重役)
児玉 清 佐川道男(実代の夫)
石田 茂樹 難波製薬・宣伝課長
松本 染升 難波製薬・宣伝部長
渋谷 英夫 難波製薬・宣伝課員
丘 寵児 スカルノ目薬・宣伝部長
稲葉 義男 保田(大通広告坂井の上司)
宮田 芳子 女給アヤ子(坂井の女)
三井 紳平 広告係長
宇野 晃司 社員C
古田 俊彦
清水 えみ モデル(目薬の)
坪野 鎌之
西条 竜介
瓜生登代子 北京荘レジ
武内喜恵子
江島 和子
中西ことね
細川 隆一
橘 正晃 社員B
荒木 保夫 社員A
千葉 一郎
関田 裕
古谷 敏
上村 幸之 コピーライターA
鈴木 友輔 コピーライターB
大前 亘 西銀広告社員
鈴木 和夫 〃
草川 直也 〃
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