『アキラとあきら』(2022：三木孝浩)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン１にて見る。1000円。
父親が経営する町工場が倒産し、辛く苦しい子ども時代を送った山崎瑛<やまざき あきら>。
大企業の長男でありながら跡継ぎを拒絶し、自らの力で道を切り拓こうとする階堂彬<かいどう あきら>。
そんな両極端の二人が、入社式セレモニーで、融資申し込む会社チームとその融資を審査する銀行チームに分かれての対決。スリリングな展開の中に、銀行業務の奥深さや数字を読み込む大変さを知らしめる、鮮やかな導入部。
その後は、あざとい敵役も出てこない代わりに、ひたすら帳簿の点検、会社立て直しの方策を真摯に探る日々。明るい未来を信じて真面目に生きる姿は胸を打たれる。
恋愛映画の名手・三木孝浩監督が、なにゆえに銀行ものを撮ったのか、一気に謎が解けた。
『今夜、世界からこの恋が消えても』『TANG タング』『アキラとあきら』の３連続公開、２作目がやや失速したけど、最後で上昇気流に乗って、大成功であった。
2022年８月26日(金)鑑賞
スタッフ
監 督 三木 孝浩
脚 本 池田奈津子
原 作 池井戸 潤
「アキラとあきら」(集英社文庫刊)
エグゼクティブプロデューサー
臼井 央
企画・プロデュース 青木 泰憲
プロダクション統括 會田 望
製 作 石垣 裕之
〃 松岡 宏泰
共同製作 堀 義貴
〃 藤下 良司
〃 弓矢 政法
〃 瓶子 吉久
〃 久保 雅一
〃 池井戸 潤
〃 奥村 景二
〃 渡辺 章仁
〃 五老 剛
プロデューサー 馮年
〃 大瀧 亮
〃 加茂 義隆
〃 川田 尚広
撮 影 柳田 裕男
美 術 禪洲 幸久
装 飾 鈴木 仁
音 楽 大間々 昂
音楽プロデューサー 杉田 寿宏
主題歌 back number
「ベルベットの詩」
録 音 久連石由文
音響効果 松浦 大樹
照 明 宮尾 康史
編 集 柳沢 竜也
衣 裳 浜辺みさき
ヘアメイクデザイン 倉田 明美
アソシエイトプロデューサー
本多 航大
制作担当 片平 大輔
助監督 サノキング
スクリプター 谷 恵子
VFXスーパーバイザー
鎌田 康介
宣伝プロデューサー 土肥 直人
メディアプロモーション
飯島真知子
〃 松本 令菜
公開年月日：2022.08.26
上映時間：128分
製作会社：WOWOW＝東宝＝ホリプロ＝スターダストプロモーション
＝ジェイアール東日本企画＝集英社＝小学館＝オフィスIKEIDO
＝日本出版販売＝ローソンエンタテインメント＝朝日新聞社
制作プロダクション：TOHOスタジオ
配給：東宝
キャスト
竹内 涼真 山崎瑛
横浜 流星 階堂彬(一磨の長男)
高橋 海人(King & Prince)
階堂龍馬(一磨の次男)
上白石萌歌 水島カンナ(産業中央銀行)
戸田 菜穂 階堂聡美(一磨の妻)
石丸 幹二 階堂一磨(東海郵船)
ユースケ・サンタマリア
階堂晋(東海商会)
児嶋 一哉 階堂崇(東海観光)
片岡 礼子 晋の妻
野間口 徹 弁護士(遺言書担当)
矢島 健一 東海郵船の経理部長・難波
津田 寛治 伊豆のホテル支配人
アキラ100% 日高(東海商会の経理担当)
杉本 哲太 山崎孝造(瑛の父親、山崎プレス工場経営)
酒井 美紀 山崎淑子(瑛の母親)
塚地 武雅 保原茂久(山崎プレス工場の従業員)
満島真之介 工藤武史(瑛が銀行員を目指すきっかけになったバンカー)
宇野 祥平 井口雅信(井口ファクトリー社長)
馬渕英里何 井口由子(雅信の妻)
竹原 慎二 福山の養殖業者
水橋 研二 福山支店の同僚
山寺 宏一 大日麦酒重役
山内 圭哉 楊浩然(中国系のホテル関係者)
山村 紅葉 ホテル再生業者
徳重 聡 産業中央銀行人事部長
奥田 瑛二 羽根田一雄(融資部長→頭取)
江口 洋介 不動公二(上野支店副支店長→本店営業本部長)
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