『音楽喜劇 ほろよひ人生』(P.C.L.1933:木村莊十二)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)・小ホールにて見る。10月4日より始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)」の1本。再々見。
『音楽喜劇 ほろよひ人生』(77分・35mm・白黒・英語字幕付 with English subtitles)
日本初の本格的トーキースタジオを備えていた写真化学研究所(P.C.L.)が、大日本麦酒とタイアップして製作した記念すべき第1回作品。同社初の専属監督・木村荘十二は、四社協定などで上映の場が洋画専用の映画館に限られていたことを逆手にとって、アメリカ映画を彷彿とさせるモダンで明朗なタッチでビール売り娘(千葉)をめぐる恋の鞘当てを描き、日本映画の新風を印象づけた。
以上、NFAJの解説より。
何度見ても、おもしろくて楽しい。駅のホームで列車を待つ客の注文に応じて、紙コップにビールを注いで売る。列車がホームに到着すると、車窓の客にも売る。このアイデア、実際に行われたのだろうか、、、。
大ダイヤを宝石店に届けたお礼が2万円。レコードの印税が5万円。レコード会社の作曲家専属料が月千円。ビール1杯はいくらだったのかな?
2022年10月4日(火)鑑賞
スタッフ
演 出 木村莊十二
台 本 松崎 啓次
音楽担当 兼常 清佐
〃 紙 恭輔
〃 奥田 良三
撮 影 鈴木 博
美 術 山崎醇之輔
録 音 市川 綱二
演出助手 谷口 千吉
構 成 森 岩雄
編 集 立花 幹也
作 詞 徳川 夢声
〃 松崎 流子
主題歌 浅草 〆香「恋は魔術師」
照 明 岸田九一郎
提携:大日本ビール
伴奏:コロナオーケストラ
公開年月日:1933.08.17
白黒/スタンダード
上映時間:77分
製作:写真化学研究所
配給:東和商事映画部
キャスト
千葉早智子 エミ子(ビール売り)
藤原 釜足 トク吉(アイスクリーム屋)
大川平八郎 山川アサヲ(音大生→作曲家)
古川 緑波 ロッパ
大辻 司郎 酔漢
徳川 夢声 音楽学院校長兼レコード会社社長
中根龍太郎
横尾泥海男 親泥棒
吉谷 久雄 子泥棒
関 時男 アサヲの父
丸山 定夫 ルンペン
間 英子 アイスクリーム屋の女主人
神田千鶴子 ベンチで唄う女
双葉 芳子
堤 眞佐子
宮野 照子
三條 正子
堀越 節子
菊池のり子
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