ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『SHADY GROVE』(1999:青山真治)





 『SHADY GROVE』(ビターズ・エンド1999:青山真治)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)・小ホールにて見る。10月25日から始まった「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」と併設の特別上映「映画監督 青山真治」の1本。800円(上映後のトーク付き)。初見。

 『SHADY GROVE』(99分・35mm・カラー・英語字幕付 with English subtitles)
 理想の男性(関口)との結婚に執着するOL(粟田)と、映画配給会社で働きつつ目的を見失っている男性(ARATA)との出会いとその後を描いた青山真治の監督第5作。全篇の約80%がデジタルビデオで撮影されたが、映画の重要な舞台となる「陰ある森(シェイディー・グローヴ)」の場面ではフィルム撮影が行われ、その質感の違いが作品に奥行きを与えている。是枝裕和監督の『ワンダフルライフ』(1999)でデビューしたARATA(井浦新)が、不安をかかえた孤独な主人公を好演。
以上、NFAJの解説より。

 ストーカー女と自分を見失った男のラブロマンス。と言えば、聞こえはいいが、グダグダの男と女の回りくどいお話。まったくわけのわからない登場人物ばかりである。
 ひとりっ子の女は、親の期待を背負って、一生懸命勉強して、いい大学を主席で卒業して一流企業に勤めた。そんな頭のいい女が何ゆえに振られた男をいつまでも追い掛け回すのか、、、。
 一方、別の男・甲野。何を悩んでいるのか、さっぱりわからない。
 そんな二人が出会い、別れ、まわりまわって、ハッピーエンド。
 乙にすました1990年代の渋谷系は当時も拒否反応をしめしていたし、今もあまり変わらない。
 16ミリで撮ったにしては随分粗くぼけている画質だな、と思ったら、森のシーンは35ミリで撮影し、他はビデオ撮影とのこと。
2022年10月27日(木)鑑賞

     スタッフ
監 督        青山 真治
脚 本        青山 真治
 〃         佐藤 公美
企 画        定井 勇二
プロデューサー    佐藤 公美
撮 影        田村 正毅
美 術        清水  剛
装 飾        秋田谷亜矢子
音 楽        山田 勳生
 〃         青山 真治
主題歌        ピチカート・ファイヴ
           「ウィークエンド」
録 音        郡  弘道
音響効果       斎藤 昌利
照 明        佐藤  譲
編 集        宮田 三清
スタイリスト     星  輝明
制作担当       金  宗暁
助監督        七字 幸久
 〃         杉山 嘉一
 〃         長谷川
スクリプター     佐藤 公美
スチール       桑本 正士
公開年月日:1999.07.03
上映時間:99分
カラー/ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
製作会社:ビターズ・エンド
(制作協力:ブランディッシュ
配給:ビターズ・エンド

     キャスト
粟田  麗     藤尾理花
ARATA       甲野慎吾
関口 知宏     小野清一
光石  研     ナツイシ(私立探偵)
斉藤陽一郎     宗近初(甲野の職場後輩)
浅見小四郎     広田
中野 若葉     小夜子
塩見 三省     古頭(甲野の上司)
矢島 健一     野々宮(小野の上司)
江角 英明     井上(小野が勤める会社の警備員)
泉 雄一郎     小野の同僚
黒木 宣彦     小野の同僚
井上 裕樹     小野の同僚
三浦 景虎     サラリーマン(飲み屋でうるさいと甲野がからむ相手)
西手  武     サラリーマン( 〃 )
高田  強     サラリーマン( 〃 )


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