ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『東京五人男』(1945:齋藤寅次郎)


 『東京五人男』(東宝1945:齋藤寅次郎)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)・小ホールにて見る。10月4日より始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)」の1本。310円。再見。『歌へ!太陽』が併映。

 『東京五人男』(84分・35mm・白黒)
 「喜劇の神様」斎藤寅次郎による東宝の戦後初のお正月映画。軍需工場の徴用が解除され、東京へ帰還した5人の男たちが復興のために尽力する。GHQが指導した「民主主義思想の育成」という啓蒙性と、喜劇俳優たちの演技がかもし出す娯楽性がうまく融合した傑作。ロケーション撮影によって映し出される終戦直後の東京市街の様子など、貴重なシーンが随所にちりばめられている。
以上、NFAJの解説より。

 『歌へ!太陽』は戦後公開の東宝第1回作品だが屋内セット撮影のみ、『東京五人男』は第2回作品でロケーションを積極的に行っている。1945年秋頃の東京の焼け野原、日比谷行きの都電。アチャコが運転手、エンタツが後ろの車掌、真ん中のドアにも女性の車掌、と戦後すぐの都電の超満員状況がたっぷりと描かれている。
 また、世田谷区の桜が丘駅周辺の映像もたっぷり。そこの物資の配給システムも詳細に、デフォルメしておもしろおかしく描いている。
 五人男は、生活協同組合を結成して、まずは食料の自給自足を目指し、地主から土地の無料開放を勝ち取り、デモ行進をしてハッピーエンド。戦後すぐの、明るく希望に満ち溢れた愉快な快作!!!
2022年11月3日(木)鑑賞

     スタッフ
監 督       齋藤寅次郎
脚 本       山下與志一
製 作       本木荘二郎
撮 影       友成 達雄
照 明       田畑 正一
美 術       北  辰雄
音 楽       鈴木 静一
録 音       高畠 武康
編 集       後藤 敏男
調 音       樋口 智久
現 像       西川 悦二
特殊技術      円谷 英一
製作主任      藤原 杉雄
演奏:東宝映画管絃楽團
公開年月日:1945.12.27
上映時間:84分
白黒/スタンダード
製作会社:東宝
配給:東宝

     キャスト
古川 緑波     古川六郎(無職?)
石田 一松     石田松男(世田谷区の配給所勤務)
横山エンタツ    横山辰五郎(都電の車掌)
花菱アチャコ    藤木亜茶吉(都電の運転手)
柳家権太楼     北村権太(酒場勤務)
高勢 実乗     強欲な百姓
鳥羽陽之助     軍需工場の社長
永井 柳筰     酒場の主人弁造
高堂 国典     善良な百姓
小高つとむ     古川の息子一郎
石田 守英     配給所の所長
大庭 六郎     国民学校の先生
飯田ふさ江     初江(松男の恋人)
田中 筆子     お邦(阿茶吉の妻)
戸田 春子     お末(辰五郎の妻)
藤間 房子     耳の遠い老婆
山田 長正     医者
松川 彩子     看護婦
光   一     暴力団(社長の手下)
谷  三平     暴力団(社長の手下)
江藤  勇     検査官
原  文雄     窓口係
森川 君子     配給所長の妻
田辺よね子     子沢山の主婦
登山 晴子     強欲な百姓の娘
豊原みのり     強欲な百姓の娘


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