以上、『飼育』(1961:大島渚)より
『飼育』(1961:大島渚)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。4月11日(火)から始まった「没後10年 映画監督 大島渚」の1本。310円。
飼育(105分・35mm・白黒)
大島にとって初の独立プロ作品であり、芥川賞を受賞した大江健三郎の原作小説を大胆に解釈してシビアな寓話に仕立てている。第二次世界大戦末期、山間の村に米軍機が墜落。村人たちは、生き残りの黒人兵(ハード)を鎖でつなぎ、「飼育」することになるが、それによって閉鎖的な村社会に混乱が生じていく。以後、大島と数々の傑作をものする田村孟が脚色を手がけ、松竹時代の作品で撮影助手を務めていた舎川芳次が撮影を担当した。
以上、国立映画アーカイブの解説より
最初に見たのが、1970年11月7日(土)、宮城学院女子大学の大学祭にて。『絞死刑』との2本立て。100円。
今回、再見して、芸達者たちを集めたこともあってか、長回しを多用している。『日本の夜と霧』では撮影期間も短かったせいもあり、一発勝負でセリフをかんだり、言い直しもそのまま使っているが、この『飼育』はそんな箇所もなく、リハーサルを繰り返した成果だったのかな。
2023年4月25日(火)鑑賞
スタッフ
監 督 大島 渚
脚 色 田村 孟
原 作 大江健三郎
製 作 田島 三郎
〃 中島 正幸
撮 影 舎川 芳次
美 術 平田 逸郎
音 楽 真鍋理一郎
録 音 岡崎三千雄
照 明 菱沼 誉吉
編 集 宮森みゆり
スチル 武智 俊郎
製作協力 佐野 博
製作主任 岸田 秀男
脚本協力 松本 俊夫
〃 石堂 淑朗
〃 東松 照明
効 果 角田陽次郎
振 付 西野 皓三
助監督 柳田 博美
デザイン 粟津 潔
協 力 長野県南佐久郡南相木村
三頭獅子舞指導 別所神社氏子連中
公開年月日:1961.11.12
上映時間:105分
モノクロ/シネスコ/35mm
製作会社:パレスフィルムプロ
配給:大宝
キャスト
三國連太郎 鷹野一正(地主)
沢村 貞子 鷹野かつ(病身の妻)
中村 雅子 鷹野久子(出征している長男の妻)
大島 瑛子 幹子(一正の姪)
浜村 純 秋さん(鷹野家の百姓番頭)
相川 史郎 利吉(鷹野家の百姓番頭)
山茶花 究 塚田伝松(小作人)
岸 輝子 塚田ます(妻)
三原 葉子 塚田幸子(出征している長男の妻)
牧江 重行 治(伝松の甥、6年生)
京須 雅臣 孝(伝松の甥、2年生)
加藤 嘉 小久保余一(小作人)
石堂 淑朗 小久保次郎(余一の長男)
入住 寿男 小久保八郎(余一の次男、高等科1年生)
島田 屯 角屋
黒坂 昭二 春夫
今橋 恒 鉄砲撃ち
横田 利郎 忠勇
竹田 怯一 治作
小山 明子 石井弘子(疎開者)
上原 京子 百合子
上原以津子 桃子
戸浦 六宏 役場の書記
小松 方正 巡査
槙 伸子 気違い女
ヒュー・ハード 黒人兵士
谷野 博
山田 強
鈴木 晴男
鈴木 英男
中島 朝次
葛城 伸
望月 晃
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