ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『白薔薇は咲けど』(P.C.L.=入江ぷろ1937:伏水修)



 『白薔薇は咲けど』(P.C.L.=入江ぷろ1937:伏水修)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。4月8日(火)から始まった「撮影監督 三浦光雄」特集の1本。310円。

白薔薇は咲けど(77分・35mm・白黒)
銀座の洋品店のお針子・篤子(入江)は、浮いた話で盛り上がる周囲を脇目に職場で粛々と仕事をこなす日々。しかし休日に偶然立ち寄った遊園地である男性(佐伯)と出会い、恋の予感を覚える。篤子の部屋に漂う陰鬱とした雰囲気が、照明と美術を最大限に活かした三浦のキャメラワークのうちに捉えられ、篤子の抱える葛藤を見事に表現している。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再見。
 1937年5月14日(土)から16日(月)の3日間のお話。お針子たちのおしゃべり。篤子の孤独な生活、あまり暗くならずに、慎ましい生活ぶりをリアルに描いているところがすばらしい。
 篤子が住む月光荘で夕食を済ませ、ひとりで出かけたところが銀座6丁目の「コロンバン」。2階の喫茶室でプリンかなんかを食べる。そこに相席のカップル、そのアツアツぶりに当てられてそそくさと帰る篤子。
 翌日曜日の朝、月光荘の屋上からは、墨田川にかかる橋が見えるが、永代橋かな? 勝鬨橋は1940年完成なのでまだ出来ていない。
2025年4月9日(水)鑑賞

     スタッフ
原 作      西條 八十
演 出      伏水  修
脚 色      東坊城恭長
製 作      野坂  実
撮 影      三浦 光雄
音 楽      古賀 政男
録 音      片岡  造
編 集      岩下 広一
装 置      山崎醇之輔
台 詞      田中千禾夫
衣裳考案     田中 千代
独 唱      奥田 良三
 〃       奥田 英子
録音・現像:写真化学研究所
演奏:P.C.L.管絃樂團
衣裳調製:鐘紡東京サービスステーション
ホールパイプオルガン:三越呉服店提供
シンガーミシン会社製品使用
公開年月日:1937.07.11
白黒/スタンダード
上映時間:77分
製作:P・C・L映画製作所
配給:東宝映画配給
P・C・L/入江ぷろユニット作品  

     キャスト
入江たか子    篤子
佐伯 秀男    淳介
澤  蘭子    珠子
江戸川蘭子    静子(淳介の婚約者)
御橋  公    橋本(衣装部の部長)
清川 玉枝    秋田(衣装部お針子たちの上司)
三好 久子    山本(衣装のお客様係)
北村季佐江    林宏子(遅刻してきたお針子)
牧  マリ    鈴木(注文衣裳を催促するお客)
梅園 龍子    K子(ファッションショーでダンス披露)
奥田 良三    ダンスホールで聴こえてくる男性の歌声
奥田 英子    ダンスホールで男装にて歌う
水上 怜子    お針子
宮野 照子    ぎんこ(ファッションストア・マヤ1Fの売り子)
英 百合子    花屋
清水美佐子    花屋の娘
椿  澄枝    歌を歌うお針子かな?
 ?       学生給仕(篤子に部長が来てくれと伝える)
三條利喜江    月光荘の管理人
北沢  彪    珠子の恋人
柳谷  寛    淳介の会社同僚
 ?        〃
 ?       淳介が下宿している家の夫人
 ?       ファッションショーの衣装紹介の司会者
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