ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『多甚古村』(東宝京都1940:今井正)



 『多甚古村』(東宝京都1940:今井正)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。4月8日(火)から始まった「撮影監督 三浦光雄」特集の1本。310円。

多甚古村(63分 35mm・白黒)
井伏鱒二の同名小説の映画化。のどかな田舎の村を舞台に、村人たちが持ち込むささやかな事件や相談ごとに実直に向き合う巡査(清川)の日常をユーモラスに描いている。時代劇スターとして長いキャリアをもつ清川荘司が本格的に現代劇に挑み好演。三浦は、これが3作目となる若き今井正の演出を得て、開放的な自然風景と凝縮された画面の対比により抒情性を打ち出した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再見。
 独り身の駐在さんの日常日誌で、ほのぼのとして楽しい。時代劇では主演作もある清川荘司(1903.11.01~1984.12.18)、現代劇では最初で最後の主演作のようだ。とはいっても、駐在所を中心とした村人の群像劇ということで、新劇の役者を中心としてが次から次と芸達者が登場して、これまた楽しい。
 ラストのほうで、二校の中学生たちが喧嘩する。駐在さんが彼らを引き離して「今、大陸では日本の兵士たちが一丸となって戦っている。そんな時、同じ日本人同士が内地で喧嘩している場合じゃない」と諭す。ここで、初めて日中戦争時代の映画だと気がつく。
2025年4月11日(金)鑑賞

       スタッフ
監 督        今井  正
脚 本        八田 尚之
原 作        井伏 鱒二(河出書房版)
製 作        竹井  諒
撮 影        三浦 光雄
音 楽        服部  正
照 明        井上榮太郎
装 置        中古  智
編 輯        松浦  茂
録 音        宮崎 正信
製作主任       松村 四郎
公開年月日:1940.01.25
上映時間:63分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:東宝映画(京都撮影所)
配給:東宝

       キャスト
清川 荘司      甲田巡査
原  泉子      消防のおかみさん(駐在所の隣家)
伊達  信      元巡査氏
木下ゆず子      大黒屋の内儀
小澤  栄      デレ助
音羽久米子      酌婦
三好 久子      デレ助のかみさん
浜路 良子      松原のおかみさん
宇野 重吉      杉野巡査
赤木 蘭子      元巡査の奥さん
瀧澤  修      眼界和尚
深見 泰三      消防の鈴木さん
山形 凡平      青年
間島三樹夫      青訓の松山
末弘 美子      太七の女房
三島 雅夫      泥棒
小峰千代子      気狂息子の母親
野々村 潔      気狂息子
藤間 房子      耳の遠い婆さん
神田千鶴子      事務員
鶴丸 睦彦      小使さん
大町 文夫      古賀刑事
中村 栄二      村の医者
大倉 文男      山田さん
伊藤 智子      山田の奥さん
月田 一郎      山田さんの息子
竹久千惠子      女給はるか
下條 正巳      南進中学の大将
中村 英雄      南進中学の副将
島田友三郎      西海中学の大将

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