ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『鬪ふ男』(東宝映画東京1940:石田民三)


 『鬪ふ男』(東宝映画東京1940:石田民三)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。4月7日(火)から始まった「発掘された映画たち2026」特集の1本。1100円。

鬪ふ男(72分・35mm・白黒)
復員後、戦後間もない東京で安吉(岡)と留造(廣澤)は運命的に再会する。2人はかつての靴磨き仲間だった。今は浪曲師となった留造は安吉を寄席に誘う。そこで披露された浪曲こそ、戦時中に安吉が一人の女性(花井)とその弟を守るために人生を賭けた「闘う男」の半生記だった。廣澤の語る浪曲と安吉の半生が見事なまでにシンクロした抒情性あふれるシーンは、浪曲映画を多く手がけた石田民三の真骨頂と言える。東宝所蔵原版からのニュープリント。

1940(東宝)(監)石田民三(原)萩原四朗(脚)大和田九三(撮)唐澤弘光(美)中古智(音)清田茂(出)岡讓二、廣澤虎造、花井蘭子、橫山運平、鬼頭善一郎、清水美佐子、永井柳太郎、小髙たかし
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 解説に大きな誤りがある。
>>復員後、戦後間もない東京で
>>戦時中に安吉が

この記述は、誰がどう読んだって、戦後1945年以降の話だと思ってしまう。
この作品は、1940年10月23日公開である。
上記の解説は、
兵役を終えた安吉が、円タクの運転手をしていると、留造に再会、、、
兵役前に安吉が、、、
てな、記述にすべきだった。残念無念、、、。

 冒頭のひき逃げ犯は、龍崎一郎。必死に運転している顔のアップはあるものの、セリフはなし。逮捕されて交番に連行されてからの彼はうつむいたままで、誰が演じているのかもわからない状態。
 1933年から新興キネマ→高田プロで助監督修行、1937年にPCLに俳優として入社。大部屋俳優から『燃ゆる大空』(1940.09.25:阿部豊)の主要な役に抜擢されてから助演クラスとなる。
 『燃ゆる大空』の1か月後の公開『鬪ふ男』ではまだ大部屋扱いであった。
2026年4月7日(火)鑑賞

※今回の特集企画は、IMAGIKAとの共同開催、ということで入場料が高い、のだそうです。
  
       スタッフ
演 出        石田 民三
原 作        萩原 四朗
脚 色        大和田九三
音 楽        清田  茂
撮 影        唐澤 弘光
照 明        岸田九一郎
装 置        中古  智
録 音        三上長七郎
編 集        岩下 広一
製 作        竹井  諒
製作主任       岸川 誠輔
現 像        西川 悦二
演 奏        P.C.L.管絃楽團
主題浪曲       テイチクレコード
公開年月日:1940.10.23
白黒/スタンダード/35mm
上映時間:72分
配給:東宝映画
製作:東宝映画(東京)

       キャスト
岡  譲二      中島安吉
広沢 虎造      留吉のちの広沢天華
花井 蘭子      お蔦
小高たかし      お蔦の弟・章
川田 晶子      婆や
鬼頭善一郎      淡路屋鶴吉
関   猛      淡路屋の若者
原  文雄      曲馬団太夫元
山田 長正      曲馬団の若者
横山 運平      安吉の父・周助
清水美佐子      安吉の妹・お鈴
永井柳太郎      徳さん
成田 光枝      村の娘
岬  洋二      白バイの巡査
生方賢一郎      交通巡査
龍崎 一郎      ひき逃げ運転手

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