ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男』(2011:市川徹)




 『TAKAMINE アメリカに桜を咲かせた男』(2011:市川徹)を有楽町スバル座にて見る。初日14時10分の回、270席の2~3割の入り、ただし初回は舞台挨拶もあり立ち見。600円(株主招待券)、パンフレット500円。
 前作『さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-』(2010-2011:市川徹)は、加藤雅也主演でタカジアスターゼ発明とアドレナリンの結晶化成功を中心に描いたもの。今回の作品は、その続編的な位置づけの長谷川初範主演で日米外交の架け橋となった後半生を描いている。
 作品としては、加藤雅也版の苦労話が圧倒的におもしろく興味深い。高峰譲吉という名前は知っていても、実際にどんなことをした人なのか、幕末から明治期の時代背景も巧みに描いていてわかりやすい。
 今回のいいところは、田中美里のジャーナリストを登場させて、華やかさを添えたこと。それと、高峰と同じ歳の植木職人・六平直政を配して拡がりをもたせたことである。
 それにしても、市川徹が独自の製作スタイルで量産する作品群、これからはきちんと追いかけていきたいと改めて思いなおした。
 
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